巷で新しいSNSとウワサされるMastodon(マストドン)を使ってみました。基本的にはTwitterと同じようなものですが、いろいろ違うところもあるので、ちょっと紹介していきます。
■まずは用語説明
・インスタンス:趣味やルール毎に区分けされたTwitterがたくさんあると思ってください。詳しくは後述しています。
・トートゥ!:Twitterでいう「ツイート」です。春日ではないです。
・ブースト:Twitterでいう「リツイート」です。
・ローカルタイムライン:そのインスタンスに参加している全ユーザーのトートゥが表示されます。めちゃくちゃ流れが早いです。某漫画の名台詞「強・・・!速・・避・・・無理!受け止める・・・無事で!?できる!?否・・・死」みたいな感じ。
・連合タイムライン:おそらくになってしまいますが、他のインスタンスとつながるといったニュアンスのようです。利用にあたって調べてみたのですが、どこもフワっとした内容だったので今回は記載するのはやめておきます。
■Twitterと何が違うの?
Twitterがひとつのサーバーにアクセスして世界で繋がるのに対して、Mastodonはサーバーがインスタンスという区切りで分かれている「脱中央集権型」と呼ばれる仕組みとなっています。
これがどう違うのかというと、「学校」と「クラス」という風に思い浮かべればわかりやすいかもしれません。Twitterを学校とすると、Mastodonのインスタンスはクラスになります。
インスタンスは個人で作成することもできるので、たくさん存在します。インスタンスはそれぞれ独立したサーバーですので、インスタンス間の移動は基本的にできません。
■Mastodonのメリットは?
Twitterと比べて小規模だということはわかったと思いますが、これが逆にメリットとなるケースもあります。
Twitterは広範囲に繋がってしまうため、様々な人と意図しない形で繋がる可能性が高くなります。簡単にいえば自分と趣味が合わない人とも、無意識のうちに繋がる可能性があるということです。
それに対してMastodonはある程度区分けされているため、それぞれのインスタンスに設定されたガイドラインに従った人たちが参加するグループです。
たとえば、ダンスの話題を中心とするインスタンスがあれば、そこではガイドラインの範囲内でダンスに関する話題が中心となるわけです。
パッと思いつくのは、タレントの個人インスタンスや事務所インスタンス、様々な趣味に関したインスタンス、サークルのようなインスタンスといったものが出てくるのではないかと考えられます。
ガイドラインに抵触したユーザーは凍結などの対策がとられることもありますので、インスタンスによってはある程度、発言が抑えられるのではないかと思います。