ついに発売された三國志14 PKですが、評価が安定するのを待っている人もいると思います。そういった人向けに、本作がどのような内容なのかどうか、記事にしていきたいと思います。
▼三國志14 PKはどんな感じ? 評価は?
パワーアップキットとしては物足りない面もあるものの、楽しめる作品であるのは間違いありません。三國志シリーズ自体、シリーズ毎に個人個人の合う合わないが大きく出る作品のため、買い控えている人も少なくないと思います。
今回のキーワードは「一枚マップ」と「君主プレイ」ですが、このふたつにピンときた人なら買っても失敗はしないと思います。ただ現時点ではいつものパワーアップキットよりは、物足りない面もあるので、「三國志14が未プレイの人」か、「三國志14をまだ遊んでる人」であれば買いじゃないかなと感じました。
▼三國志14 PK追加要素
◆ニンテンドースイッチ版の販売
これは一部の寝転がりユーザーには嬉しい発表ですね。
個人的には三國志14 PKはPCでプレイする派なのですが、ニンテンドースイッチ版も購入しようかなと思ってます。
◆戦記制覇
三國志14 PKでは、各イベントをクローズアップさせ、勝敗条件を設定し、短時間で遊べるようにしたモードです。例えば、反董卓連合を主軸にしたシナリオでプレイすることもできますし、連合軍だけじゃなく、董卓軍でプレイすることも可能。
個別のイベントを達成するとスコアが加算されますが、董卓軍のイベントでは自軍の有名武将が死んでいくイベントなどもあり、どんどん不利になっていくということに……。
用意されているシナリオは、「反董卓連合」「官渡の戦い」「赤壁の戦い」「荊州争奪戦」「五丈原の戦い」の5つです。
◆地の利
三国志14には州という区分が存在しています。州は複数の都市から構成されているのですが、三國志14 PKでは都市を一定以上制圧することで、州が持つ地の利という効果を得られるようになります。
地の利には内政から軍事に及ぶものまで様々で、いずれもプラスとなる効果ばかり。逆に考えると、都市を奪われるリスクが以前よりも高まったと考えられます。
◆異民族と外部勢力との交易
三國志14 PKで、異民族と交易を行うことができる要素が追加されました。異民族の武将が得られるようになったり、兵士を得られるようになったりします。もちろん倒すこともできるので、敵にするか、共闘するかをプレイスタイルに合わせて選ぶこともできます。
また、「天竺国(インド)」「貴霜国(クシャーナ)」「安息国(パルティア)」「大秦国(ローマ)」といった外部勢力と交易を行うことで、技術や戦法を会得することもできます。技術や戦法を得ることで自軍を強化し、弱小勢力でものし上がることが可能です。
◆国替え
個人的には一番嬉しい要素です。信長の野望でおなじみの、国替え機能がついに、三國志14 PKで実装されました。三国志シリーズでは、後半のシナリオは魏呉蜀の3つが主軸になり、配置も代わり映えしないシーンがつづくため、マンネリ化してしまいがちでした。
今回では、魏が呉蜀に挟まれている絵図など、様々なパターンの三国志を遊ぶことができるようになっています。
このモードの注意点として、実績は得られない、という点だけは注意しましょう。
◆集団移動
三國志14 PKでは、設定した10個までの軍団をセットで移動することができます。シナリオ後半では多数の武将を抱えることになりがちですので、一括で移動できるようになるのは助かりますね。
◆イベント編集
こちらも三國志14 PKでは注目の要素。自身でイベントを作成できるようになります。自分でテキストを打ち込むこともできるので、史実のイベントを作成することもできますし、オリジナルのイベントを作成することもできます。
しかし、古武将や登録武将はだせないのは注意。また君主を変更することもできません。この辺りはアップデートに期待しましょう。
▼三國志14 PKの不満点
・ボリューム不足なこと
・編集機能がDLCになったこと
・AIがバカ
▼総評
三国志シリーズは当たり外れが大きかったり、好みで評価が左右されやすい作品です。三國志14 PKでは、ライトユーザーが遊びやすくなるよう調整されているように感じました。反面、ヘビーユーザーはAIやUIに不満を持つ人もいるかもしれません。全体的に遊びやすくなっていますし、個人的には国替えだけでも買う価値はあると思います。
購入はこちらから
三國志14 with パワーアップキット(PS4)
三國志14 with パワーアップキット(ニンテンドースイッチ)
三國志14 with パワーアップキット(Windows)
三國志14 パワーアップキット(Wiindows)