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[雑記帳]キングオブコント2017一夜明けて

「笑い」は人生で重要なウェイトを占めています。もし、一生不自由にならないぐらいお金を得られる代わりに、永遠に笑えなくなる、となったらどうしますか?

即答でお金を選ぶ人もいるかもしれませんが、「笑い」を奪われるというのは、本人が思っているよりもつらい状態だと私は思います。ストレスも右肩あがりだし、気分が晴れることもなくなりそうです。そのうちお金がある状態(生活)にも慣れていって……と、想像するだけでウンザリしてきました。

まあ、話は大きくそれましたが、今回は「キングオブコント2017」についてです。
まずは結果を見てみましょう。

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キングオブコント2017 最終順位一覧

1位 かまいたち 1st 464点 Final 478点 総合942点

2位 にゃんこスター 1st 466点 Final 462点 総合928点

3位 さらば青春の光 1st 455点 Final 467点 総合922点

4位 ジャングルポケット1st 452点 Final 458点 総合910点

5位 アンガールズ 1st 452点 Final 452点 総合904点

6位 わらふじなるお 1st 434点

7位 アキナ 1st 432点

8位 ゾフィー 1st 422点

9位 パーパー 1st 421点

10位 GAG少年楽団 1st 419点

※1stステージ上位5組がFinalステージ進出

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今回のメンバーはいろいろな意味でインパクトがありましたね。

10組中4組がコンビとして大手事務所に所属していない事実上のフリー。その中には結成五ヶ月のコンビ、他事務所同士なのにコンビを結成したり、相方が居酒屋の仕事でコンビ間の生計を立ててきた結果、専務にまで上りつめたりと話題に事欠かないメンツでした。

さすがに大きな賞レースなので、そこまでスベってた人たちはいませんが、好き嫌いで差は出そうな内容ではありました。なので番組全体としては、いろんなタイプのネタが見られて完成度は高かったんじゃないかなーとは思います。

それでは出場したファイナリストたちを、順位別にひと組ずつご紹介していきます。

まずはファーストステージ最下位になった419点の「GAG少年楽団」です。

トリオからなるコント師ですが、名前よりも見た目が売れてるイメージ。クオリティが高めのコントを行なう彼らですが、今回はネタの選択を誤った印象でした。

「お笑い」の面白さといっても幾つかパターンがあります。爆笑するタイプの典型的な「お笑い」、見ているモノを楽しくさせてくれる「お笑い」、そしてハラハラドキドキさせるストーリーや構成に重きを置いた「お笑い」なんかで大別されます。

そして後者の2種類は、軽い笑いが連続して起こることはあっても「爆笑」は起きにくくなります。もちろん中にはその上で「大爆笑」をかっさらうネタやコンビもありますが、それはもうチュートリアルやサンドウィッチマン、フットボールアワー、中川家、NON STYLEらが「M-1」決勝で披露したクラスのネタです。

もちろん彼らは優れた芸人さんですが、このクラスの「笑い」は量産できるモノではなく、ある種の事件のような、突拍子もない災害と同じようなもので、その場の雰囲気や時事、ネタ順なども合致しなければ生まれない波でもあります。

またまた話がそれました。要するに「GAG少年楽団」が今回選んだネタは、「大爆笑」になりにくいタイプのネタだったんですね。もちろん、ボケのクオリティや頻度といった「笑い」と直結する部分もすくなかったので、全体的に評価は落ち着いてしまいました。

「観せる」ネタだったのは間違いないんですが、賞レースでやるネタじゃなかったかなあ。せめてもう少しブラッシュアップさせて、二本目に持ってくるとかの方が良かったかも。「こんなコントもできるんだぞ」って意味でね。そして一本目は、正統派の笑いをとるタイプですすめれば、結果はまた違ってたかもしれません。

つづいて9位は「パーパー」です。まったくの初見で採点結果は421点でした。

マセキ芸能社所属の男女のコンビだったのですが、マセキの逸材発掘及び育成能力は過大評価してるぐらいで期待してたんですが、ちょっとどうかなという感じでしたね。マセキの他のメンツが強烈なインパクトを持っているので、期待が先行しちゃったのもあると思います。

随所に斬新さを感じるひねったボケがある他、男性のほしのディスコさんは光るモノを感じましたが、相方の山田愛奈さんがちょっと普通すぎた気もします。

もしかしたら二本目でその辺が改善されたのかもしれませんが、初出や知名度を考慮したとしても、一本目はもっと宣伝性というかパーソナル性を表に出すようなネタの方が良かったかもしれませんね。

「自分たちはこんなコンビです」って感じの。それを極端に表現したのが後述する「にゃんこスター」なんですが。

ただ持ちネタ時間中、まったく面白くなかったわけじゃないです。「GAG少年楽団」もそうだったのですが、他が知名度、クオリティ、ネタの選別、コンビの内面、話題性などで強豪すぎた感じです。

もっと面白くない、スベりたおしている芸人さんやネタをたくさん観てきたので、全然マシな方なんですが、いかんせん他のファイナリストと比較して普通すぎました。次に見かけるネタでは、山田さんのイロが見られるようなネタだといいなと思います。

次は8位の「ゾフィー」です。点数は422点と低めですが、私はもうちょっといっててもいいんじゃないかというぐらいには面白かったです。まあ上記2組と同じで、他人のインパクトが大きすぎて、普通さが目立っちゃったという感じですか。1つのネタで最後まで引っ張るタイプだったのですが、ピークが中盤で訪れてしまい、そこからさらにもう半回転欲しかったかな。

フリーでやられているコンビで、片方がネタ作りと営業を含むマネージメント業を兼任して、もう一人が居酒屋で仕事をして生計を支えているという、素晴らしいコンビです。しかも居酒屋での仕事が認められて専務にまで昇格したという。この紹介がネタの前に挿入されたので、そこで心が一気にもっていかれた感はあります。

ネタもそうですが、ふたりの技術力もしっかりしたものを感じましたので、コツコツと活躍してほしいなと思います。結果は振るいませんでしたが、今回の出場を機に仕事は一気に増えるんじゃないかなと思えるぐらいのデキではありました。

それにしても、もし「芸人」として忙しくなったら居酒屋はどうするんだろう。専務だと「忙しくなってきたので、辞めます」ってわけにもいかないような。

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